2012年4月15日日曜日

生理について★生理の仕組み★生理の正常を知ろう!


生理は妊娠の準備です。
毎月やってくるわずらわしいもの
といイメージが大きいですが・・・
新しい命をはぐくむためのとっても大切なものです。

生理の異常はさまざまな病気のサインの可能性が高いです。

生理の異常を知るには、正常を知っておく必要があります。

ここでは正常な生理について書きます。

生理(月経ともいいます)のしくみ
生理のリズムは卵胞ホルモンと黄体ホルモンという二つの
ホルモンの分泌によって作られます。


あなたが妊娠しているならば妊娠初期は知っている

ホルモンの働きによって卵巣の中の卵胞(卵)が育つ。          
           ↓
育った卵胞から出た卵胞ホルモンが子宮内膜に働きかけて
受精卵がうまく着床して(くっついて)、 育つことができるように
布団を作る
           ↓
布団ができると、再びホルモンの指令で成熟した卵胞の中から
卵子が飛び出る(これが「排卵」)。
卵子が卵管に入って、精子が来るのを待つ        
           ↓
卵子が飛び出したら卵胞が黄体というものに変わり、
黄体ホルモンを出して、受精卵が着床しや すいように
子宮内膜の布団をふかふかにして待つ 。  
            ↓
 精子との受精が行われないと、いらなくなった子宮内膜の
布団が剥がれ落ちて、血液と共に排出される

*受精が起こった場合、卵子は受精卵となり、ふかふかの
布団の上で育っていきます。
  これが妊娠です。

卵胞ホルモンとは
排卵の準備と、排卵に向けて女性らしさを引き出すホルモン。
つまり、オス(男性)を誘うために 働くホルモンで、
この卵胞ホルモンの働く排卵の起こる時期には肌もきれいに、
心も体もいきいきとします。


重量損失の機密アン·フレッチャー

黄体ホルモンとは
排卵後に分泌される。受精後の母体を守り妊娠を継続させる
ためのホルモン。
そのために、むくみや便秘、腰痛などの不調がおきます。

生理(月経)周期  
日本人では28〜30日型が最も多く、28〜32日がほとんどです。
25日〜38日くらいの間でおさまっていれば正常です。

持続日数
5日間が最も多い。
3〜7日間の間であれば正常。
1日目は茶色っぽい血液で、2〜3日目は鮮血色で量が増え、
4〜5日目に減って、だんだん止血する というのが一般的な
パターン

経血量
個体差が大きいが、60〜100g程度。
50〜180gくらいが正常範囲

普通の生理痛
生理が始まると軽い下腹部痛や腰痛がある。
お腹や腰が重い。
生理の1〜2日前から量の多い2〜3日目くらいまで痛い。

以前より痛みがひどくなってきた。
量が増えてきた。
このような変化は子宮内膜症の可能性がありますし、
日数が減った場合は卵巣嚢腫や卵巣機能不全、不正出血の
可能性があります。

女性ホルモンは環境の変化やストレスに影響を受けやすいため、
それが原因で変調をきたしている場合もあります。


時間の器官は胎児で開発され

生理痛は子宮内膜がはがれるために起こるものではなく、
はがれた子宮内膜を押し出すために子宮が収縮することが
原因です。

これは生理のときに、子宮内膜で分泌されるプロスタグランディン
というホルモンによって起こります。     

このプロスタグランディンの分泌量が多すぎると、
子宮が強く収縮して生理痛がひどくなります。
このプロスタグランディンは、出産の時に多量に分泌され、
子宮収縮の波を起こします。    
 
生理痛は軽い陣痛みたいなものなんです。

プロスタグランディンは子宮を収縮させて
経血をスムーズに排出させる作用のほかに
全身の血管を収縮させる働きもあります。

そのせいで全身の血行が悪くなって腰痛や肩こり、頭痛、
足腰が冷える、むくみなどの症状が 起こります。  

さらにプロスタグランディンは胃腸の蠕動運動を亢進させるので、
吐き気や胃痛、、腹痛、下痢も起こってきます。

生理前は黄体ホルモンの働きで便秘がちになります。

生理前は便秘気味で、生理が始まると下痢になるというのは、
この黄体ホルモンとプロスタグランディンの作用に よるものなの
です。

喫煙も血管を収縮させて血行が悪くなるため、
痛みが強くなります!


以上のような生理痛の症状がひどく日常生活に支障をきたす
ような場合は「月経困難症」とよばれます。
病院で治療してもらうことが可能です。

「月経困難症」については別ページで書きます。

生理痛を乗り切る工夫
血行を良くするために、お腹や腰に使い捨てカイロを貼ったり、
ゆっくりお風呂につかる。
体を冷やさないように、暖かい服装をして、
特に腰周りを暖めるようにしましょう。
歩いたり、軽い運動をしましょう。
鎮痛剤を上手に使いましょう。

痛みの元のプロスタグランディンは生理の一週間前から
出ているので、痛みが起こってから鎮痛剤を飲んでも
効かないことがあります。

生理の2〜3日前から飲むことでうまく痛みを
コントロールできる場合があります。
しかし、痛みがひどい場合は、病気などが
引き金になっていることも考えて、
婦人科を受診するように してください。

基礎体温を測ろう
生理が正常かどうかを知るには、
基礎体温を測るのが一番です。

排卵がきちんと起こっているか?
ホルモンのリズムが乱れていないか?
自分の生理をチェックすることができます。

基礎体温は自分の体を知る第一歩です。



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